2016年05月

レヴェナント 恩讐の彼方にあるのは…

まずPV見て、自然光の美しさに惹かれた。撮影監督がエマニュエル・ルベツキと聞いて納得。



同じルベツキの『ゼロ・グラビティ』は以下のシーンや最後のシーンもとても良かった。

『バードマン』の長回しも舞台のようでとても良かった。

そして、レヴェナントはほぼ自然光による撮影長回しも健在でさらに磨きのかかった映像美にとにかく引き込まれた。特に冒頭のシーンは圧巻だった。


その映像美による外部の過酷で美しい自然と幻想的な内部の心情とあいまいに混じりあうマジックリアリズム的なイニャリトゥの作風がマッチして高い完成度を誇っていた。丁寧にじっくり作ってある。
ディカプリオとトム・ハーディの骨太な演技も見どころ。

映像だけでも傑作レベルなので映画館で観てほしい。
家の小さい画面だと魅力が半減する映画、迷ってるならぜひ。


坂本龍一の音楽は挑戦的で意図は分かるし悪くはないけど、ちょっと耳障りな時があって没入感を削ぐ時があったのでそこが少し残念。も少しアンビエント寄りのほうが好み。


※以降は完全なネタバレなのでぜひ映画を観てからご覧ください。
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ズートピア - 誰しも間違う ※完全ネタバレ

ズートピアは近年のディズニー/ピクサーの映画の中でもパーフェクトな出来で、もちろん私はこれが一番好きだ。

監督3人、脚本家7人という力の入った態勢で、ストーリーは間違いなく現実の社会問題と社会心理学に基づいた高度なものなのに関わらず、笑顔で帰っていけるようなディズニー的なエンターテイメントの魅力もきちんと両立している。
ディズニーが「単に夢物語ばかり作ってるわけではない、ファミリー向けだからって生ぬるくて安っぽい主張は出さない」という気概に圧倒された。


深いとかで喧伝されている人種差別的なテーマと捉えてしまうと日本人にはなじみが薄かったり、なんとなく避けたい気持ちを持ってしまうとちょっともったいないなと思った。
差別はテーマの一つではあるんだけども、分解すればもっと広く適用できる話だ。

これ以降の文は映画を見た人に向けて自分の感じたことを書くので、ぜひ映画は見に行ってください。
面白いですよ。



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